君と僕の。





僕の世界はキミだけでキミしかいらない。


僕の世界はキミだけでキミしかいらない。


キミもそう思ってくれるだろう。




なのに世界は上手くいかない。





「そこのパイナップル、綱吉を離しなよ。」


雲雀はぎろりと殺意を持った目を骸に向ける。
両手には愛用のトンファーが握られている。


「クフフ、何を言ってるんですかアヒルさん。綱吉くんは僕のなんですから貴方にとやかく言われる筋合いはありません。」



そうです。早く目の前から消えてしまいなさい。



骸はそう言うと見せ付けるかのように綱吉を抱き寄せる。


「わっ………!ちょっ……骸!!」


学校から出たところをあっさり骸に捕獲されてしまった綱吉は
抵抗を試みるが通ずるわけもなく、通学路のど真ん中でぎゅうぎゅうと抱きしめられてしまった。
そしてどこで知ったのか知らないが雲雀が来て、今まさにこの一発触発な状態なのだ。


「何言ってるの綱吉は僕のだよ。」

「クフフ どうわめこうと勝手ですが、僕と綱吉くんの仲を邪魔しないでください。」



あぁ 邪魔だ 邪魔だ。



「何馬鹿なこと言ってるの、お前の存在自体が邪魔なのに。」

「クフ! そっくりそのままお返ししますよ。」

「………綱吉、いつまで黙って抱かれてるの、早くこっちにきなよ。」

「えっ…あ……。」

「渡すわけないでしょう。」


ぐぃっと抱く手が強くなる。


「も……骸、いい加減に……!」


綱吉は一生懸命抵抗するがやはり適わない。


「綱吉くんは、僕のです。」

「ッん………!?」

「………ッ !!!」


骸は綱吉の顎を掬い上げるとそのまま口付けた。




もういい。世界が上手くいかないのならばいっそ壊して。




あぁ あのアヒルが ヒドイ顔でこっちを見ている。

僕が何もしないとでも思ったのですか。




上手くいかない世界は壊して、何もかも奪ってしまおう。





遊びはもう終わりです。





あぁ 綱吉くん





僕はキミがいればそれでいいんです。




END