膝枕
「…………あっ…あの、雲雀さん。」
「………なに。」
「この体勢はっ………。」
雲雀はソファに座っている綱吉の柔らかな太ももに頭を預け、今にも眠りに落ちそうな状態だ。
「何、不満なの。」
「いや、……そういうわけではっ………。」
「なら いいじゃない。」
「うっ………はぃ。」
(でも、なんか恥ずかしい………っ)
雲雀は仰向けになるとじっと綱吉を見る。
「………なっ何ですか?」
「………おやすみのキスは。」
「………は、はい?」
真顔で変な事を言う雲雀に綱吉は驚きを隠せない。
「何驚いてるの、いつもしてるじゃない。」
「なっ !!! しっ、してません !!!」
「そんなこといいから早くしてよ。」
「えっ、あっ………ぅ〜〜〜ッッ!」
綱吉は顔を真っ赤にして雲雀を見るが雲雀は譲る気が全くないのか、急かすような目で綱吉を見る。
「…………目、つぶっててくださいね?」
「わかったよ………。」
観念したのか、綱吉はゆっくりと自分の口唇を雲雀のと重ねる。
「んっ………。」
触れるだけのキス ふにっとした感触が心地よい。
(あっ…………俺、このキスは好き、………かも。)
綱吉はしばらくして口唇を離す。
「…………これでいい……です、か……?」
「足りない。」
「へっ………!?うわぁ!!!」
雲雀は綱吉の後頭部を捕らえるとぐっと自分の方引き寄せ、口唇を奪う。
「んん………っ!」
雲雀の舌が侵入し口内を犯す。
「んっ!!んぅ……!!んぁ………!!」
逃げようとするがすぐに絡め取られ、ちゅうっと吸われる。
身体の力が抜かれる。
「んっ………ふぁっ!!ひっひばりさ………っ!」
「まだダメ。」
「んぅ………!!んぁ……!」
クチュリクチュリとやらしい音と荒い息遣いがする。
「んっーー!!んんっ!!ふあぁっ!!」
やっとのことで離されたころには綱吉は恍惚な表情を浮かべ、目は涙で溢れていた。
「あっ………も………ひばりさ………。」
「………うん、これでいい。」
雲雀は悪戯そうな顔をすると自らの唇をぺろりと舐めとる。
「なっ………!!」
「じゃあ僕は寝るから、おやすみ綱吉。」
「えっあっちょっ……!ひばりさん………!?」
言ってすぐに雲雀は夢の中へと落ちた。
(もう……寝ちゃった。)
憎らしい程綺麗な寝顔だ。
「・・・っ………やり逃げなんてズルイです………。」
綱吉はそうつぶやくと再び、自分の好きなキスを一つ落とした。
END