日本文化
「よお、ツナ 久しぶりだな。」
「ディーノさんっ!?いつ日本に!?てゆうかその格好………。」
「あぁ 今日祭りなんだろ??部下に日本通なヤツがいてな、着方教えてもらったんだ。」
「そうなんですか………。」
玄関先に立つディーノは黒を基調したシックな浴衣姿だ。
金色の髪が黒い浴衣に映える。
(うわっ………かっこいい……。)
似合いすぎているディーノの浴衣姿に綱吉は思わず頬を染める。
「…………ツナ?」
「……あぁっ!はい!!?」
「大丈夫か?」
「あっ……はい!大丈夫ですっ!!」
「そっか、それでなツナと祭りに行こうと思って……コレ、持ってきたんだ。」
「?……何ですか??」
ディーノは鞄の中をごそごそと漁る。
「ホラ、これこれ!ツナに似合うと思ってなっ!!」
「なっ…………!!!」
ディーノが鞄から出したのはうすいピンクの浴衣だった。
ふんわりと柔らかく蝶の模様が描かれている。
「可愛いだろーーーー?」
「あっあの………ディーノさん………?」
ニコニコと笑顔なディーノとは違い、綱吉の顔は引きつっていた。
「ん?何だ??」
「これって……………女物、ですよね………?」
「そうなのか?ツナに似合うと思って買ったから……。」
「そう、……ですか………。」
(ピンクが似合うと思われてる俺って一体………。)
「まぁ そんなコトいいからさ、着てみせてくれよツナっ」
「えええぇぇ!?むっムリですよ………!それにあの……俺、自分の持ってるし………さすがにそれは………。」
「………ダメなのか?」
しゅんと子犬のようにうなだれるディーノを見て綱吉は言葉に詰まる。
(うっ そんな顔されたら断りづらいよ………っ
でもさすがにコレを着て外を歩くのは………でもでもっ俺の為に買って来てくれたって言うし…………。)
「………あっあのディーノさん。」
「ツナ?」
「そのっ………外に着ていくのはダメですけど……いっ家の中でなら…………っ」
「………いっ…いいのか?」
「いっ家の中で、……ですよ?」
「おおぉ!!いいっていいって!!」
さっきとは正反対のディーノの態度に綱吉はぐったりと脱力する。
「わかりました………とりあえず上がって下さい。」
「おうっ。」
「じゃあ……その、着替えてくるんで、俺の部屋で待ってって下さい。」
「おーわかった。」
「あっディーノさん!階段、ちゃんと前見て上がってくださ……」
「うわあぁっ!!!」
(遅かった…………。)
「ディーノさん、着てみましたけど………。」
「おぉ、どれど…れ………。」
ディーノは部屋に入ってきた綱吉を見て言葉を失う。
柔らかく白い肌にピンクの浴衣がよく映える。
そして浴衣と同じ色に頬を染める綱吉は何とも可愛らしい。
(うわっヤベェ………。)
はっと我にかえるとニヤけてしまう口元を片手で押さえる。
「ディーノさん………?」
黙ったままのディーノに綱吉は不思議そうに覗き込む。
「あっ………はは……!とっとりあえずこっちこいよツナ。」
ディーノは悟られぬようにすぐに笑顔を作ると手招きし、綱吉を呼ぶ。
「はい……。」
(ヤバイな………我慢できそうにねぇぞ……?可愛過ぎだろ………っ)
綱吉はベットに腰掛けているディーノの横にちょこんと座る。
ディーノは余裕がないのを隠すためにいつもより明るく振る舞う。
「可愛いなーツナ!」
「なっ……!何言ってるんですか………っ!!」
「いや、本当に可愛いって。…………そうだツナ!!俺、一回やってみたいことがあったんだ!」
「何ですか??」
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