飲まれて。 続き2
「あ・・・、あの〜・・・雲雀さん?」
「・・・・・どうしたの綱吉。」
(う、わ・・・・ッ!)
綱吉が話しかけると、雲雀は嬉しそうに綱吉を見上げる。上目遣いをしているようで、
今日初めて雲雀を見る人がいれば「可愛い」と思うかもしれない。
(ちょッ!怖い怖い怖い怖いィィイイイ!!!)
だか、綱吉にとっては、ただの恐怖材料にしかならなかった。
(あの最強の雲雀さんが!ついさっきまで俺のことボッコボコにしてた雲雀さんが!!)
こうも別人になるものかと、綱吉は驚きを隠せない。
「綱吉・・・・っ」
「え・・あ、ちょ・・・ふっ!」
名前を呼ばれ、下を向けば、いきなり口唇を奪われた。
「ンン・・・っ!ん・・・ふぁ!あ・・・、ちょ!ちょっと・・・!あっ!」
唇を離されたと思えば、今度は額、頬、耳、目尻、口端、首筋、髪など、様々なところに口づけられる。
ちゅっちゅっ、と音が響き、綱吉の顔は段々赤くなる。
(うわぁあ!?な・・何コレ・・!?えっと・・・、
こーゆーの何ていうんだっけ・・・!?き、キス魔だっけ・・・・?)
綱吉がそんなことを考えている間に、雲雀の手が綱吉の衣服に侵入していた。
「うあぁ!?ちょ!ちょっと待ってください雲雀さんッ!!!」
「・・・・・・何で?」
(そんな潤んだ目で見ないで下さいッッ!!)
うるうると潤んだ目で見られて、一瞬心が揺らぐが、何とか押しとどまった。
(こ・・、怖いけど、・・・・・何かずるいよコレ!!!)
「な・・・・、何でって・・・、と、とりあえず、ここ廊下ですし!
へっ!部屋入りましょう雲雀さん!!!ねッ!?」
そう、忘れそうであるが、ここは雲雀の部屋の前の廊下である。
誰か来るとはあまり考えられないが、
さすがにこの状態でずっと廊下にいるのは精神的にも肉体的にも辛い。
「・・・・・・そうだね。」
「うわ!」
雲雀は綱吉の上から退くと、綱吉をひょいと抱き上げる。
「ひ、雲雀さん・・・・!」
「・・・・・・?」
「何ですか・・・?」
「綱吉、軽くない・・・・?」
「え・・・・?」
「軽いよ、絶対いつもより軽い。それに、何か縮まなかった?」
「え・・・・?それはどういう・・・?」
先ほど夕飯を食べた後なのだから、むしろ重くなっていると思うのだが・・・、と綱吉は首を傾げる。
それに、つい2時間ほど前の修行から極端に縮んだ覚えもない。というか縮むはずがない。
そりゃ、元々大きくはないけれども。
「・・・それに、何か柔らかいし。」
「うひゃあ!!」
雲雀は綱吉の服の裾から手を差し込み、脇腹を撫でる。
「・・・・・?」
「あッ!ひ・・、ひばりさ・・ッやめてくださ・・・ッ!」
びくびくと反応する綱吉に機嫌を良くしたのか、首を傾げつつも
雲雀は一度 綱吉に口づけると、部屋の方へ足を進めた。
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