飲まれて。 続き3
「・・・・・ひ、雲雀さん・・・?」
半壊状態な部屋に入り、雲雀は綱吉を膝の上に乗せると、
先ほどからじっと綱吉を見つめていた。
二人の周りには囲むように大小さまざまなヒバードに似た鳥のぬいぐるみや、
ゴツイ武器がたくさん置かれている。
そして遠く離れた部屋の端に、もう跡形もないが、
パイナップルの形をしたぬいぐるみがあったが綱吉は見なかったことにした。
雲雀に無言で見つめられ、綱吉としては苦しいことこの上ない。
(気まずいし、恥ずかしい・・・・。何も言わないし、俺どうしたらいいんだよぉ〜〜!!)
「・・・・・綱吉。」
「へ・・・・、あ。」
やっと口を開いたかと思えば、ぐいっと引き寄せられ、抱きしめられる。
「! ひば・・・・」
「綱吉、・・・・もう、僕の前からいなくなっちゃダメだからね。」
「え・・・・?」
綱吉は雲雀の肩口に顔を埋めているので雲雀の表情が見えない。
「すぐ帰るって約束したのに、帰ってこないから・・・。」
「ひばりさ・・・」
「君は、僕のだから、・・・・僕と一緒にいなくちゃ・・・・。」
ぎゅうっと抱きしめる腕に力が入る。
(雲雀さん・・・、もしかして・・・・。)
「ね、僕を・・・、置いていかないでよ・・・・綱吉・・・・。」
(10年後の俺と―――・・・・。)
「僕が好きって言ったじゃない・・・。」
あぁ、やっぱりと、綱吉は大きいはずなのに、何だか小さく見える背中に腕を回す。
「大丈夫ですよ雲雀さん、俺、ココに居ますから・・・・。」
「綱吉・・・・っ。」
「ココに、雲雀さんの傍に、居ますから・・・。」
腕が緩み、雲雀の顔を見ると不安そうな顔で綱吉を見つめていた。
(雲雀さん、10年後の俺がいなくなって、・・・ホントはさみし、かったんだ・・・。)
「綱吉・・・・。」
「雲雀さ・・・ンッ」
ちゅっちゅ、と雲雀は再び綱吉にキスの雨を降らせる。
「つなよし・・・、つなよし・・・・。」
「ん・・・ぁ・・・。」
まるで存在を確かめるかのように、綱吉の名を呼びながら
身体中にキスをする雲雀に、綱吉は何だか心が痛くなる。
(雲雀さんは・・・、こんなにも俺のことを・・・。)
「綱吉、どうしたの?」
「え・・・?」
思い詰めたような顔をしている綱吉に、雲雀はキスするのをやめ、心配そうに覗き込む。
「な・・・、なんでもないですよ?」
「本当に・・・?」
「はい・・・。」
にこりと笑う綱吉を雲雀はしばらく見つめると、ふと目を逸らす。
「ならいいけど、・・・あ、・・ほら綱吉。」
「え?うわぁぁ!!」
呼ばれて振り向くと身体を抱えられ、ゴロリと柔らかなモノの上に転がされた。
「な・・・、何するんですか雲雀さん・・・。」
「ほら、前に言ってたでしょ?やっとできたんだ。」
「え・・・・?」
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