小さいからって甘くみないで下さい。
※ こちらは「小さいからって甘くみないでよね。」の続きとなります。
こちらから読むと内容が理解しにくくなっております。
宜しければ 上記の方からお読み頂ければと思います。
しばらくすると骸は何を思いついたのか、トコトコと雲雀の方へ歩いていく。
「雲雀くん、ベッドに寝てください。」
「は?・・・何で僕が君の言うコト聞かなくちゃいけないの。」
「・・・・・・ッこれが一番の解決策なんです、協力してください。」
一瞬二人の間に亀裂が入るような音がしたが、雲雀はしぶしぶベッドに横になる。
小さくコロン、と横になる姿は最強と恐れられてる風紀委員長でも可愛いことこの上ない。
「それで・・・。」
「え・・!?うわ・・骸・・・・ッ!?」
綱吉は骸に手を引かれ、立ち上がると背を押されるがままベッドに倒れこむ。
(背という名の足である。)
雲雀は横に避けたために、綱吉に潰されることはなかった。
「さぁ、これで解決です。」
骸はそう言って自分もベッドに潜り込む。
骸が入ったことによって普段は1人で使われているこのベッドは、
綱吉を真ん中に右に骸、左に雲雀、という状態になっている。
俗に言う川の字だ。
「って・・・・ええぇぇぇッ!?これで解決!!!?」
「そうです、僕だって床で寝るのはご免です。それに、雲雀くんも床で寝るのはお嫌でしょう?」
「・・・・。」
骸の質問に雲雀は答えない。
「・・・・・ッ、・・・・なのでこれが一番良い解決策なんです。」
「だ・・・、だからって・・・・。」
「間に綱吉くんがいれば問題ありませんよ。」
クフフ、と笑う骸に綱吉は少し不安を覚えた。
「で、でも・・・・っ。」
「さぁ、もう遅いですし、寝ましょうか。おやすみなさい綱吉くん。」
「え!?あ、ちょちょっと・・・!」
骸はそう言って部屋の電気を消す。
真っ暗な部屋の中は恐ろしいくらい急に静かになった。
(な、何でこんな状態に・・・・、っていうか何でこんな急に静かになってんの!?)
綱吉はそう思いチラリと左右を見ると二人の瞼はすでに閉じられていた。
そしてそれと共に規則的な呼吸が聞える。
(えぇーーーッ!?もう寝たのこの2人!!電気消えてまだ1分も経ってないよ!?)
本当に寝ているのか じっと二人の顔を見てみるが、
二人ともすでに夢の中にいるようだ。
(ホントに寝てる・・・、早ッ!!、でも、色々あって疲れたのかな・・・、俺も・・・、ふぁ・・・・、ねむ・・い・・・・。)
綱吉はそう思いながらゆっくりと枕に頭を沈めると、
そのまま深い眠りに落ちていった。
(ン・・・・ッ何か・・・、暑い・・・・?)
身体に違和感を感じ,夢の中から目覚めた綱吉はぼんやりと瞳を開く。
(なんか・・、くるし・・・、か、身体が、動かな・・・・?)
寝返りを打とうとするが、何故か身体は一向に動かない。
(な・・、んで・・・!?まさか金縛りとか・・・・!?)
その考えに綱吉は血の気が引くのを感じた。
そして何とか動く首を動かし、横を向いてみる。
左を見れば寝る前の姿とは違う、
本来の姿の雲雀が自分の真横に寝ていた。
(ギャアアアアアアアアアアーーーーーーー!!!!)
大声をあげたくなるような場面であるが、
あまりの衝撃に綱吉は声のない叫び声を上げた。
(も!戻ってる・・・・!!と、いうことは・・・・ッ!!)
バッと綱吉は素早く右を向くとそこには予想通りに元の姿に戻った骸が寝ていた。
(やっぱりーーーーーー!!!!)
この寝苦しさの原因はこれかと、綱吉は小さくため息をついた。
こんな狭いベッドにそれなりの体格をした男が3人もいれば、窮屈に感じるのは当然である。
(あーーー、もうどうしよう・・・、これはさすがにキツイよ・・・。)
もぞもぞと身体を動かしてみるが一向に身体は動かない。
それもそのはず、雲雀も骸も綱吉に隙間なくピッタリとくっついて寝ているからだ。
(・・・・・・二人とも絶対元に戻ってることに気づいてないよなぁ・・・。)
あの小さいサイズであれば、何てことはないのかもしれないが、この状態では厳しい。
(はぁ・・・、どうしよう・・・、何とか抜け出せないかな・・・・。)
再度抜け出そうと身体を動かそうとする綱吉だが、やはり身体は動かない。
(あーー、もうどうし・・、ン・・・っ)
NEXT→