キッチン
最近、この光景を見慣れてきた気がする・・・。
小林はそう思いながらキッチンに立つ植木を眺めた。
ココ最近、植木は何かと自分の食生活を気遣ってくれる。
ちゃんと食べてるのかと訊ねられるとはっきりそうだとは言えない。
料理が作れないわけではないが、会議が遅くなったりで食べない日もあれば、
ビールとつまみで済ましてしまう日もある。
質問に言葉を濁せば、植木は自分が来れる日は食事を作りにくると意気込んでしまったのである。
料理ができるのかと聞けば姉に教えてもらっていると言う。
そんなのは悪いと断ろうとしたが 植木は1歩も譲らなかった。
そんな植木に折れたのは小林で、好きにしろと合鍵を渡した。
そんなことがあってから今日でもう1週間。夕方、買い物から一緒に帰ってくると
こうして料理を作っている植木を眺めるのが小林の日課になりつつあった。
だが、植木が自分の為に食事を作ってくれるのは嬉しいが小林はひどくつまらなかった。
植木が食事を作っている間、小林は暇で仕方ないのだ。
ちょっかいを出そうと植木に近づけば、
気が散るから座って待ってろ。
なんて冷たい言葉が返ってくる。
それ以上言おうとすると真剣に料理をしている植木の機嫌を損ねてしまうので
小林はすごすごとリビングに戻っていく。
そんな日が続いていた。
しかし今日の植木は少し違った。いつもは真剣なオーラを出しているのだが今日はそれがない。
楽しそうに鼻歌を歌っている。
今日のメニューは作り慣れたモノなのだろう、と
察知した小林はすぐに読んでいた新聞を片付けると料理をしている植木を背後から抱き込んだ。
「うーえきッ!!」
「ひゃッ!!」
植木はびくッと反応するとすぐに小林を離そうと暴れた。
「や・・ッ!な、なに・・・ッ!コバセン・・・・はなし・・・ッ!」
「今日のメニューは?」
「・・・・天丼。」
「そうかぁ〜うまそうだな。」
「(はッ!!) も・・・ッ コバセンっはなして・・・・ッ!!」
「いやだ。」
「これじゃ なんにもできないだろ〜!」
ニコニコと楽しそうに植木にくっつく小林とは反対に植木はじとっと小林を睨む。
「そんな顔すんなって、ちょっとくらいイイだろ? 俺も暇なんだって。」
「そんなの・・・・ひゃッ!!」
文句を繋げようとしたが小林が植木の首筋に吸いついたせいで遮られた。
その可愛い反応に味を占めた小林はさらに行為をエスカレートさせていく。
「も・・ッ!コバセン何して・・・・ッ!!やぁ・・!」
ちゅちゅと所有の印をたくさん残すと今度はエプロンの中に手を差し込み、
服の上から植木の身体のラインをやらしくなぞる。
「あッ・・・!!ちょ・・や・・ッッ!!」
植木は好き勝手這う小林の手にびくびくと反応する。
(可愛い・・・。)
小林はそう思いながら今度は服の中に手を侵入させた。
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