日常!?







家に灯りが点いて、ガチャリとドアを開ければ、いつもなら可愛い恋人が自分を出迎えてくれる。
そうだと今日も思い込んで帰ってきたのに、

それがない。

ドアを開けた小林は少しがっかりしてしまった。

(いない・・・、のか?)

灯りは点き、ドアの鍵も開いていた
それに数時間前には今日も小林の家で待っているから、と
元気良く駆けていった恋人の姿を見ている。

「・・・・・・・植木?」

何かあったのかと急いで靴を脱ぎ捨て、家に上がった。
恋人に何かあったらたまったものではない。

「植木っいるのか・・・うえ・・・・・・・。」

その光景を見た小林は呆気にとられてしまった。

「だぁ〜〜っ!! ったく、心配させんじゃねーよ・・・・・。」

小林はどさっとその場に座り込み、大きなため息をついた。


小林が見たのは部屋に洗濯物を広げて自分のシャツを抱きしめ、すぅすぅと寝ている恋人の姿だった。
洗濯物を畳んでいる最中だったのか
キレイに畳まれたものとそうでないものが部屋の大半を占めていた。
植木はその中で幸せそうな顔で眠っている。

「こんなとこで寝たら風邪引くぞ・・・・。」
可愛い恋人の寝顔に何も言えなくなった小林はコートを脱ぎ、
洗濯物を一定の場所に集めると布団を敷き、寝ている植木を抱きかかえる。

「んぅ・・・・・こば、せ・・・?」

「わりぃ、起こしたか。」

抱きかかえたと同時に植木は目を覚ましてしまったのか
眠そうな目をこすりながら小林の腕の中でむくりと身体を起こす。
小林はそのままそこに座ると植木を自分の膝の上に乗せた。

「こばせん、いつ帰ってきたんだ・・・・・?」

「さっきだよ、さっき、ったく・・・・こんなとこで寝るなよ、風邪引くだろ?」

「ん・・・。」

植木は眠そうに頷くと嬉しそうに小林を見上げる。

「・・・・・夢の中にも、コバセンがいて、目開けてもコバセンがいて、びっくりした・・・・。」

その言葉に小林は噴き出しそうになった。
小林は茶化すように先ほどから植木が握り締めている自分のシャツを持ち上げた。

「なんだ、夢の中でも俺に会いたくてコレ握ってたのか??」

ニヤニヤと笑っている小林に植木は顔を真っ赤にしてちがうっと否定した。

「照れんなって・・・・・。」

くっくっと笑う小林に植木はじとっと上目遣いで睨みつける。
そんなのは小林にとってなんの効果もない。

「なんだ、それなら他に理由でもあるのか?」

「〜〜〜ッッ!!・・・・もぉ知らんッ!!」

小林がさらに意地の悪い質問をすれば植木はやはり照れ隠しだったようで
顔を隠すように小林の胸に顔を埋める。
それでも膝の上から下りないあたりはやはり小林のコトが好きだからだ。

(可愛い・・・・・。)

「ほら、もう機嫌直せって・・・・・」

「んぅ・・・・・ッ!」

小林はくぃっと植木の顔を自分の方へ向かせると、柔らかい口唇を奪った。

「んっ・・・ふ・・・・・ぁ・・・・っ、こばせ・・・、」

「静かにしてろ。」

「んふぁ・・・・っ」

小林は柔らかい口唇を味わうと、舌を差し込み甘い口内を犯す。

「んん・・っ!!んぅ・・・っ!!」

舌を絡めとられ吸いつくされると植木は目に涙を浮かべ、

ぎゅっと小林のシャツを握りしめる。

「ぷは・・・・っ!ぁ・・・・こばせ・・・!」

やっとのことで口唇を離してもらえたかと思えば
今度は腰にぞくっと虫が這うような感覚が走った。小林が自分の腰をいやらしく撫でていたのだ。

「ちょ・・こばせ・・!?」

「いいだろ?明日休みだしな、・・・・ってか わりぃ我慢できねぇ・・・。」

「な・・・っ!ひゃぁ・・!」

植木は文句を言う前に布団へと押し倒されてしまった。

「あ・・・っもうこばせ・・・ぁ・・・・。」

小林はすぐに覆いかぶさり、植木の白い首筋に吸い付く。





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